クレンジングのタイプ別の特徴が知りたい
自分に合うクレンジングを選んで、美肌になりたい
クレンジングはタイプごとに、洗浄力や使用感が異なります。
自分の肌やメイクに合わないものを使っていると、乾燥や毛穴の黒ずみなど肌トラブルの原因になることも。
この記事では10種類のクレンジングの特徴や、自分に合う選び方を解説します。
- クレンジングの種類と特徴
- クレンジングの選び方
- 肌タイプ・メイク別
適切なクレンジングを選び美肌を目指したい人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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※保有資格:コスメコンシェルジュ/日本化粧品検定1級/コーヒーソムリエ
【種類】クレンジングのタイプ別の特徴
クレンジングには豊富な種類があり、それぞれ洗浄力や保湿力などに違いがあります。
自分に合うクレンジングに出会うためには、まずクレンジングごとの特徴を知ることが大切です。
- 炭化水素油系オイル
- 洗浄力がもっとも高い
- エステル油系オイル
- 濃いメイクもしっかり落ちる
- 油脂系オイル
- メイク落ちがよく肌にもやさしい
- 水系ジェル
- オイルフリーならまつエクにも◎
- 油系ジェル
- 洗浄力が高く濃いメイクも落ちる
- クレンジングクリーム
- 濃厚テクスチャーで摩擦が起きにくい
- クレンジングミルク
- しっとりした洗いあがり
- クレンジングバーム
- 心地よい使用感で保湿力が高い
- クレンジングローション
- さっぱりした洗いあがり
- クレンジングシート
- 水なしで手軽にメイクを落とせる
タイプ①炭化水素油系オイル
- メリット
- 濃いメイクもしっかり落ちる
ウォータープルーフのメイクなど - 毛穴の余分な皮脂をオフできる
- 濃いメイクもしっかり落ちる
- デメリット
- 肌に負担がかかりやすい
- 脱脂力が強い
ミネラルオイルなどが主成分の炭化水素油系オイル。
市販でよく売られている一般的なクレンジングオイルです。
洗浄力の高いクレンジングオイルの中でも落とす力がもっとも強く、濃いメイクもしっかりオフできます。
ただ肌負担になりやすいので、素早く落とすことがポイントです。
- ミネラルオイル
- スクワラン
- ワセリン
- パラフィン
タイプ②エステル油系オイル
- メリット
- 濃いメイクもしっかり落ちる
- デメリット
- 脱脂力が強い
エステル油系オイルは、炭化水素油系オイルよりは肌負担が少ないです。
とはいえ洗浄力は高いので、素早く落とすことを心がけましょう。
脱脂力が高めなので、乾燥が気になる人よりも脂性肌の人に向いています。
- パルミチン酸エチルヘキシル
- トリエチルヘキサノイン
- ホホバ種子油
- ミツロウ
タイプ③油脂系オイル
- メリット
- 濃いメイクもしっかり落ちる
- 肌への負担が少ない
- デメリット
- 1,000円以上するものが多い
油脂系オイルは人間の皮脂と似ていて、肌にやさしいのが特徴。
クレンジング力は高いのに乾燥しにくいので、汚れをしっかり落としながらうるおいはキープできます。
洗浄力が高いため、毛穴ケアにも最適です。
- オリーブオイル
- アルガニアスピノサ核油
- マカデミア種子油
- シア脂
タイプ④水系ジェル
- メリット
- 肌への刺激が小さい
- まつエクにも◎
- デメリット
- 濃いメイクは落ちにくい
水系ジェルは界面活性剤が多く油性成分が少ないので、さっぱりした洗いあがりです。
クレンジング力は低いので、ナチュラルメイクのオフに向いています。
オイルフリータイプの水系ジェルなら、まつエクをしている人にもおすすめです。
タイプ⑤油系ジェル
- メリット
- とろっとしていて摩擦を抑えられる
- 濃いメイクも落としやすい
- デメリット
- クレンジング力が高く乾燥しやすい
油性成分が多く配合された油系ジェル。
クレンジング力はやや高く乾燥しやすいので、メイクを落としたあとにしっかり保湿することが大切です。
一方で、マスカラやリキッドファンデーションを落とせるというメリットもあります。
タイプ⑥クレンジングクリーム
- メリット
- しっとりしていて摩擦を抑えられる
- どんな肌質にも合いやすい
- デメリット
- 濃いメイクは落ちにくい
クレンジングクリームは界面活性剤と油性成分のバランスがよく、肌のうるおいを守って洗えます。
クレンジング力は普通で、濃いメイクでなければ落とせます。
しかし肌に残りやすいので、しっかり洗い流すようにしましょう。
タイプ⑦クレンジングミルク
- メリット
- 肌負担が少ない
- 保湿力が高い
- デメリット
- ナチュラルメイク以外は落ちにくい
クレンジングミルクは水溶性成分が多く、サラッとしたテクスチャーです。
クレンジング力は低く、肌への負担がとても小さい点がメリット。
保湿力が高く、しっとり洗い上げます。
タイプ⑧クレンジングバーム
- メリット
- 使用感が心地よい
- 保湿力が高い
- デメリット
- 雑菌が繁殖しやすい
半固形状のクレンジングバームは、手で温めてオイル状にしてからメイクを落とします。
クレンジング力は高いですが、バターのように濃厚なテクスチャーなので摩擦が起きにくく肌刺激は少なめ。
しかし空気に触れる面積が大きいため、雑菌が増えやすいというデメリットがあります。
タイプ⑨クレンジングローション
メリット・デメリット
- メリット
- さっぱりした洗いあがり
- デメリット
- 拭き取る際に摩擦が起きる
- ナチュラルメイク以外は落ちにくい
油性成分が少なく界面活性剤が多いクレンジングローション。
さっぱりするので、肌のベタつきが気になる人に向いています。
クレンジング力は低いものの、拭き取る際の摩擦により肌が負担を受けやすいため注意しましょう。
タイプ⑩クレンジングシート
- メリット
- 洗い流す手間がかからない
- デメリット
- 摩擦を受けやすい
クレンジングシートは、シートにクレンジング料が含まれていて、拭き取るだけでメイクを落とせます。
洗い流す必要もなく、持ち運びもラク。
一方で肌を擦ってメイクを落とすので、摩擦に注意が必要です。
【選び方】自分にあうクレンジングのタイプを見つける方法
汚れをしっかり落としながらも、肌のうるおいは守るクレンジングの見つけ方を紹介します。
肌タイプで選ぶ
肌タイプ別のおすすめクレンジング
肌質 | おすすめのタイプ |
---|---|
乾燥肌 | ・ミルク ・クリーム ・油脂系オイル |
脂性肌 | ・ローション ・水系ジェル |
敏感肌 | ・ミルク ・クリーム ・油脂系オイル |
混合肌 | ・ミルク ・クリーム |
普通肌 | ・エステル油系オイル ・水系ジェル ・クレンジングバーム |
乾燥肌の人は保湿力があり摩擦が少ないクレンジングを選ぶと、うるおいを守ってメイクを落とせます。
ベタつきが気になる脂性肌の人には、さっぱり系のクレンジングがぴったり。
敏感肌の人は、洗浄力がやさしく肌負担が少ないものを選びましょう。
混合肌の人は保湿を重視。皮脂を落としすぎると乾燥し、より乾燥とベタつきがひどくなる可能性があります。
迷ったときは、クレンジングは高いものの肌のうるおいはキープできる“油脂系オイル”がおすすめです。
メイクの濃さで選ぶ
メイクの濃さ別おすすめのクレンジング
メイクの濃さ | おすすめのタイプ |
---|---|
ナチュラルメイク | ・ミルク ・ローション ・水系ジェル |
普通メイク | ・油脂系オイル ・クリーム |
濃いメイク | ・炭化水素油系オイル ・エステル油系オイル ・油脂系オイル ・油系ジェル ・クレンジングバーム |
メイクを落とし切れていないと油分が酸化し、くすみや毛穴の黒ずみなどの肌トラブルを引き起こす可能性があります。
とはいえ落としすぎても乾燥するので、きれいな肌を保つにはメイクの濃さにあわせて選ぶことが大切です。
【Q&A】クレンジングのタイプに関するよくある質問
クレンジングのタイプについてのよくある質問を紹介します。
- クレンジングバームが向いている人は?
- クレンジングミルクが向いている人は?
- クレンジングバームは毎日使える?
- ニキビ肌におすすめなクレンジングは?
- 毛穴ケアにおすすめなクレンジングは?
- クレンジングの方法は?
Q:クレンジングバームが向いている人は?
クレンジングバームが向いているのは、濃いメイクをしている人です。
Q:クレンジングミルクが向いている人は?
クレンジングミルクが向いているのは、ナチュラルメイクをしている乾燥肌・敏感肌・混合肌の人です。
Q:クレンジングバームは毎日使える?
毎日使えます。
ただ、使いすぎると乾燥するので1日2回までを目安にしましょう。
Q:ニキビ肌におすすめなクレンジングの種類は?
ニキビが気になる人におすすめのクレンジングは、以下のとおりです。
- 油分の少ない水系ジェル
- 有効成分が配合されている
- グリチルリチン酸2K/アラントイン
- ノンコメドジェニックテスト済み
Q:毛穴ケアにおすすめなクレンジングの種類は?
毛穴が気になるときは、油脂系オイルやクレンジングバームがおすすめです。
皮脂となじみがよく、毛穴の黒ずみをオフしてくれます。
Q:クレンジングの方法は?
- 手を洗って清潔なタオルで拭く
- ポイントメイクを落とす
- クレンジングを手に取る
- Tゾーンから順になじませる
- ぬるま湯でしっかり洗い流す
お湯の温度が高いと皮脂が洗い流されて乾燥するので、30度前後のぬるま湯で洗うのがおすすめです。
クレンジングは摩擦を抑えるため、素早く・やさしくを心がけましょう。
【まとめ】クレンジングのタイプ別の特徴を知って自分に合うものを選ぼう
まとめ|クレンジングのタイプと特徴
クレンジングのタイプ | 特徴 |
---|---|
炭化水素油系オイル | 洗浄力がもっとも高い |
エステル油系オイル | 濃いメイクもしっかり落ちる |
油脂系オイル | メイク落ちがよく肌に優しい |
水系ジェル | オイルフリーはまつエクにも |
油系ジェル | 濃いメイクも落ちる |
クレンジングクリーム | 濃厚で摩擦が起きにくい |
クレンジングミルク | しっとりした洗いあがり |
クレンジングバーム | 心地よい使用感で高保湿力 |
クレンジングローション | さっぱりした洗いあがり |
クレンジングシート | 水なしでメイクを落とせる |
クレンジングごとの特徴をもとに、自分の肌タイプやメイクの濃さにあわせて選ぶことが、美肌を維持するためには大切です。
クレンジング選びに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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